再診日の前日 パパはM先生から電話で検査結果の報告を受けていたらしいが、その日はパパが当直だったので 私には伝えられなかった
パパなりの配慮だったみたい。。。
再診の日、パパは仕事を休んで一緒に病院へ行ってくれた
朝 仕事から帰ってきたパパから
『実は昨日M先生から電話をもらったんだ。検査の結果は癌だったって・・・』と告知された
ある程度予想された結果だったし
覚悟は出来ていると思っていたし
一生懸命 励しながら 『大丈夫!一緒に頑張ろう!』って言ってくれるパパをみていたら 泣けなかった
そして病院へ
前日の夜から絶食でMRI検査を受けた
この検査が一番辛かったかも。。。
うつ伏せのまま約40分間、一切動く事ができない
検査が終了してからM先生から説明を受けた
1 生検の結果が癌であったこと
リンパ節への転移の可能性が疑われること (腫瘍の大きさは約1.2×1.5㎝程度でリンパ節への転移がなければステージⅠ リンパ節への転移があればステージⅡとなる)
2 手術について
早いうちに乳房切除術が必要だということ(腫瘍の大きさからいって手術は乳房温存術で良いだろういわれた) 手術の後が見えないように脇の下にメスを入れる方法もあるが、私の場合腫瘍が表面近くの皮膚に食い込んでいるので 傷口は見えるができればそこの皮膚ごと除去する方が良いのでは?ということだった) 一部をとることで左右のバランスは崩れるといわれた
手術中にセンチネルリンパ節生検(下記の※参照)をし、マイナスならリンパ節廓清はしないといわれた
※センチネルリンパ節とは、リンパ管に入ったがん細胞が最初にたどり着く腋窩リンパ節のことで、がんのリンパ節への転移を見張っているという意味で"見張りリンパ節"とも呼ばれます。センチネルリンパ節生検は、手術の前に乳がんの近くにラジオアイソトープあるいは色素を局所注射し、これを目印にして、手術中にセンチネルリンパ節を探しだして摘出し、このリンパ節にがんが転移していないかどうかを調べる(術中迅速診断)ことをいいます。
入院は短ければ1週間、長ければ2週間の予定となるといわれた
3 今後の治療について
手術後は放射線治療が必要だといわれた (週5日間・5週間にかけて行わなければならい)
生検の結果、私のがん細胞はホルモンレセプターが80%という結果が出た。 これは化学療法(抗癌剤治療)ではなく、ホルモン療法に効果を示すということらしい
手術をしてみないとはっきりした治療方針は決まらないが 大まかな今後の治療は理解できた。
【乳癌】
という事実を知った時の気持ちは・・・
ショックではあったけど 正直『そうなんだぁ~』っていう感じだった
私の気持ちに変化が出たのは、M先生と具体的に手術をした後からだった。
いままでに乳癌になった人を数人しっていたけど
命を優先する以上 乳房を切除するのはあたりまえ。というか仕方ない!と思っていた
ましてや40を過ぎての乳房切除など、
もし自分がそうなったら当然迷わずそうするんだと・・・・
でも違っていました。
命を脅かされている怖さよりも、
一部でも乳房を傷つけられるということがこれほど 辛く 悲しく 切ないものかと・・・・
一人でいると無性に切なくなって 花を見ても 庭作業しても 涙があふれてくるので、 出来るかぎり外出して気を紛らわした。
頭では理解できているのですが、受け入れられないでいました。
いくつになっても女性というものは女なのだと実感した。
そして今更ながら『乳房切除は仕方ない』というのは 所詮他人事だったのだと痛感させられました!
再診の日~入院までの約1週間が私には一番辛い時期だったかも。。。。
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